2006年 08月 30日 ( 1 )

コートレット

フランス語でcutelette、つまりカツレツである。

衣をつけてフライパンでバター焼きにする料理法のことを言う。
以下写真3つは、お店の料理写真。

ポークロースのコートレットe0094270_15223335.jpg
ひき肉のコートレットe0094270_1523597.jpg
【子羊のコートレット】お店不明e0094270_18203546.jpg

だからフランス人だって、自国のコートレットがこういう風に他国で料理されるのには、
特に違和感はないだろう。e0094270_1512862.jpg

しかしフランス人、他国の奴らがよもやこいつを、こんな風に料理するとは、
夢にも思わなかっただろう。e0094270_15135597.jpg
e0094270_15145587.jpg
日本人が世界に誇る応用力のたまものだ。

ご存知のようにりょうはとんでもないラーメン好きである。
ラーメンとはご存知のように、もともとは中国で生まれた麺料理の応用物であるはずだが、
米国で誕生した音楽であるラップに対してケツメイシのラップを誰も洋楽と呼ばないように、
もはや現在の日本のラーメンを、中華料理と呼ぶのは不可能な状況だ。
それどころか、台湾すなわち中国の分離国?では、日本のラーメンが、
「日式拉麺」として大流行している。
ラーメンが中華料理なら、こんなこと起りようがない。

そして、カレー。
まあ、インドからでなく英国経由で日本に入ってきたせいもあるが、
これほど原型をとどめない外国料理もそうない。
つーか、美味しんぼで読んで知っただけな話なんだが、
本国インドに「カレー粉」という概念はなく、「カレー」という料理ジャンルも存在しない。
例えば和食でご飯と味噌汁と御新香がたいていついて、主菜はたいてい醤油味なように、
あらゆる料理にスパイスを使う彼らの日常食の数々を、外人が勝手に「カレー」と名付けているに過ぎない。
ところが、日本には、それとはまるで違うある程度画一化したジャンルとして、
カレーなる料理カテゴリが存在する。
インドらしさを微塵も持たないカレーショップやカレースタンドには昼食時行列ができ、
また「洋食」と呼ばれる店も、喫茶店の範疇に含まれる店も、
何故かメニューにカレーを載せているケースが多い。
もはや誰もインド料理などとは考えていない、純日本料理である。
つまり、インド人が英国留学してイギリス人と結婚して、
その息子が日本人と結婚して日本に帰化したら、もはや誰もインド人に見えない!って感じ。
まあ当然と言えば当然の日本料理化なのであった。

こういう巨人たちがいるもんで、あんまり意識されないのが、このコートレットだ。
日本に入ったコートレットは、「カツレツ」→「カツ(トンカツ)」として、
これまた確立された料理ジャンルとなった。
中でも、その応用として最も優れた料理が、カツ丼とカツカレーであろう。
どちらも、「カツ」に豚を用いるが、誰も「トンカツカレー」とか「トンカツ丼」とは呼ばない。
これは、もはや日本でカツと言えばまず「豚肉」のことであると定着したことを雄弁に物語る。
ちなみに関西ではカツと言えば牛を指すという情報があるが、全く相手にしないw
悔しかったら首都になってくれw

で、カツ丼である。
こいつは勝負事の定番で、競馬場で、競輪場で、雀荘で、必ず存在するメニュー。
「勝つどーん」とでも言いたいのであろう。
ご飯の上に、ダシの玉子とじで甘辛く似たトンカツが乗る。
まあ本国とは似ても似つかないものの、本国風にとりあえずは「ソース」で味付けするトンカツとは異なり、
使われるのは醤油、ダシ、味醂や砂糖等完全な和風の調味である。
これは、トンカツとはもはや全く別の完全な日本料理であり、しかも本当においしい。

少々もったいないのは、カツのクリスプな食感が、玉子とじで損なわれること、
そして、玉子を煮すぎることによる風味の消滅。
これを避けるべく、よかったら、りょう風カツ丼オーダーを一度試してみるといい。
「カツ丼、禿しく半熟で!」
相性がいい店だと、トンカツのクリスプな食感が残り、また玉子の黄身が半熟な、
とてつもなく美味しいカツ丼が食べられる。
ちなみに、頭の固い店主の店だと、真剣に基地外扱いされるので、気をつけて。

そして、カツカレーだ。
上述の「インド料理の総称」みたいなもんと、「フレンチのコートレット」が、
両方とも海外から日本にやってきて、その後完全に日本化してしまった後に、
なんとひとつの皿の上に乗っかってしまったもの。
実はりょうは、カツの料理カテゴリーとしても、カレーの料理カテゴリーとしても、
このカツカレーが最高に美味しいと思う。
豚肉のあの甘くもジューシーな脂や衣のクリスプな食感がそのまま残る具が、
スパイスの強いネットリとした「カレー」すなわち「アン」と絡む。
それがご飯と同時に口の中で融合していく様は、もはや言葉で言い表せないほどのものだ。
う、(゚д゚)ウマ-
思わず感動する。
和風のカレーは、実はカツを待っていた、そしてカツはカレーと出会うのを待っていたとすら思える。
最高の相性であろう。

ということで、本日のお昼はカツカレー。

マインマートで買ったボンカレーゴールド、98円。


ご飯とハナマサで買ってきた「ミニカツ」2個、70円。







本日の昼食、プライスレス。
e0094270_16172090.jpg
なんか思い出すと妙にいいね、このCM。
[PR]
by ryouchanxp | 2006-08-30 16:32 | 料理 | Comments(16)