強さと、優しさと

ある、マイミクのご参考?に、とある自分の体験談を載せてみることにした。

久しぶりに、キャバクラの話題で恐縮なんだが。

3年ほど前、自分が激しく通っていた店で、とてもとても太った、しかも、姿勢の超悪い女の子が、
指名のコのヘルプ(指名がかぶっている時代わりについてくれる)についた。

というか、その日向こうから歩いて来る彼女の姿を見て、驚愕した。
誰が見たって、とんでもないデブである。
それになんか、全体的に、投げやりで荒んだ、汚らしい感じがする。

な、な、なんでこんな超太ってる荒んだコを雇うわけよ!この店!
何で俺が金払って、このコ相手しなきゃならんのよ!俺が金欲しいよ!
マジですんげぇイヤだった。そりゃそうだ。

しかし、常識人の自分は、そんなことはおくびにも出さずに会話をしていた。
意外にも、話は盛り上がり、短時間でかなり親しくなってしまった。
しばらく話していて、彼女の顔を見ていて、ふと気がついた。

あれ?このコ、痩せたら、ホントはかなりカワイイコだ。
なんせ、肉で顔の大きさは、倍くらいになっている(笑)。
何でこんなに太ってるんだ???
しかも、前述のように姿勢が凄く悪い。
全身から、ダメなコオーラがバリバリである。

そこで自分、あえて言ってみた。

「この肉の中に、カワイイ顔が埋まっている!」

そのコ、激怒。大激怒だ(笑)
そりゃそうだ。
初対面の相手にいきなり言われたら、フツーは怒るわwww
ま、その日はそれで終わった。


しばらく経った後、またその店で、そのコがヘルプでついた。

前回、客にマジギレなんていう、まあ一応やっちゃいけないことやったので、バツが悪そうだ。
しかし、自分はもちろん、気にするわけはない、何も自分で間違ったと思ってないから。

またいろいろ話しているうちに、どうやら姿勢が悪いのは直したいと言う。

そこで、りょうはかねてからの持論を紹介した。

「なあ、姿勢のいいデブっていなくね?」

そして、姿勢の悪い奴は、結果として姿勢のいい人と比べて消費カロリーが少なそうな話や、
姿勢がいいだけで、人は美しく見えるというような話をした。

彼女は、この姿勢とデブの相関性については、大変心当たりがあったようで、
「ホントだ!絶対そうだよね!!」と、食い入るように、りょうの話を聞いていた。


当時、りょうはそのお店に大変頻繁に通っていたので、結果としてそのコは何回もついた。
そのたびに、りょうは彼女に言ったのだ。
痩せたら絶対にキレイになるよ、顔立ちはすっげーカワイイんだからさ!
姿勢よくしてれば絶対痩せるし、ぜってー今よりずっと可愛くなれるぜ。

実に不思議なことに、そのコの姿勢は、みるみる直っていった。
楽しそうに話す、「今はもう、姿勢悪くしてる方が疲れるようになったよ~」
そういう素直でカワイイところに、りょうも次第に好感を持つようになった。

それから二ヶ月。

女のコの痩せる順番はいろいろある、胸だったりw、腰だったり、他だったり。
そのコは、なんと、顔から痩せるコだったのだ。

二ヵ月後の彼女は、可愛いコの多かったその店でも、カワイイ方の女の子になってしまった。
顔だけ見れば、完全な別人である、それも偏差値40から65くらいまで変化している。
もちろんそれは顔だけで、相変わらず、体は凄かったわけだが(笑)。
はからずも、りょうの言ったとおり、肉の中から、カワイイ顔が発掘されてしまったのだ。

しかも不思議なことに、彼女はなんか荒んだ雰囲気までなくなっていった。
どんどん、前向きな、前より「いいコ」になっている。
外面も、内面も、どんどんよくなっていった。

そして、3ヶ月ほど経ったある日。

「今週で、やめるんだ」

彼女は、前から好きだった男がいるという。
でも以前は、遠くから眺めるしかなかったそうだ。
ところが、今や顔だけでなく、体まで痩せ始めて、もはや昔の面影など全くない。
しかも、性格も明るくなって、以前と違い、間違いなくかなり男から求められるコになってる。
で、せっかくここまでなったんだから、いっそちゃんと痩せるために、
絶対に不規則な生活になって、お酒飲むからダイエットに集中できない水商売を上がり、
普通の短大生に戻るそうだ。

その、大好きな彼に好きになってもらえるように。

さて、彼女は、一番最初、りょうの発言に激怒した。
どんだけ失礼な、無神経なデリカシーのない、最低な男だと思っただろう。
優しい男、とは絶対に思うことはなかっただろう。

「お返しがしたいんだ」

その日、彼女は、りょうに言った。

「なんでもいいよ、あたし、りょうさんのおかげで、人生変わったから、お金はあんまないけど」

水商売を上がるコが、一度も指名したことのない、ヘルプのみでついたりょうに、
それは文字通り、ホントに、「何でも」という意味であった。ぶったまげた。
もちろんそんな目的でも何でもなかったりょうは、謹んで遠慮したが、
彼女にとっては、それくらいの価値があったのだろう。

もちろん、違う未来もあったと思う、つまり、激怒して終わり、という。
だから、これを「正しい」などと人に主張するつもりはない。
でも、そう思ったとき、自分はそれを言わないときって、
相手のことを、本気でどうでもいい、と思ったときだけだと思う。

世間の言葉で言えば、自分の行動は、ただのひどい男。
デリカシーのない、物凄く失礼な、優しいのと正反対の男。
実際、それで嫌われたことも何回もある。
でも、それを言わないことって、本当に優しいのか?
相手をちょっとでも傷つけることは、全部悪なのか。
「そんなこと、誰からも言われたことない!」と怒る奴がいる。
それは、単に不幸な環境にいるだけなんじゃないか?

少なくとも、そのコは、デブ専以外誰も相手にしなかった(本人談)状態から、
その頃入った某東京六大学のサークルでも、めちゃめちゃもてると嬉しそうに言っていた。
水商売からも上がって、誰が昔のあの荒んだ女の子を想像できるだろう。


優しさって、何だと思う?

一切人を傷つけないこと?

何でも相手に合わせて、相手の領域に踏み込むことなく、
ただ気を使っていればいいの?

そんな優しさ、りょうはごめんだね、するのも、されるのも。
っていうか、それって本当に、優しいのか。
単に、相手に嫌われたくないから、相手を傷つけないように、相手に合わせてるだけじゃん?

弱いだけじゃん?

自信がないだけじゃん?

りょうは、嫌われようがなんだろうが、薄っぺらい人間関係なんかいらない。
そういう意味では、相手に嫌われるくらいでは、自分の価値への自信は揺らがない。
そして、過去、関わった多くの人たちの人生を、いい方に変えていった、確固たる自信がある。
中学生の頃のいじめられっ子から、このブログの「娘」や、「ある契約」の女の子まで。

信じないって?いいよ別にwそんな自信も、全く通用しないことがある。

どんなに、相手を想っていても、

何一つ、よくしてあげられずに、終わってしまうことも、あったからさ。


でも間違いなく、自分は強い。

強さを、感受性が鈍いことと勘違いしている奴多いけど、
本当は強い人間ほど、傷つきやすいんだよ。

だって、強い人間であればあるほど、心を無防備に出来る。
相手が投げかける刃のような言葉を、そのままむき出しの心で受け止めることが出来る。
強いから、傷つくことを恐れないから、平気で傷つくようなことが出来るんだ。
むしろ心に鎧をまとって、何事にも傷つかないような奴って、とんでもなく弱い奴が多い。

そう、強さって、表面の硬さではなく、傷や怪我に対する生命力みたいなもんだ。
嫌われることや、巻き込まれることを恐れず、人と平気で深い人間関係を結ぶ。
問題ある時は平気で怒り、相手が自分の領域に入ってきても嫌がらない。
それによって、地獄のような苦しみや、海より深い悲しみがあろうと、怖がらない。
例えば人を好きになったら、何も恐れずいくらでも好きになる。
莫大な愛情をつぎ込んで、何も返ってこないことを恐れない。
愛せるなら、愛せるだけ相手に価値を感じる。

そして、それを全て失くしても、絶対に相手のせいにしない。
全て、自分の心で、自分の責任で受け止める。
別に恋愛だけではない、仕事だって、何だって、自分の心で受け止める。
どんなにそれが辛い事実であろうとね。
それが、人の強さというものだと思う。

それが、自信だと思う。

そして、そういう本当の意味で強い人間が、相手に嫌われるとかそういう観点ではなく、
純粋に相手のために、たとえ厳しいことでも言い放つ。
相手の心に心地いい言葉でなくとも、真に相手のためになること話す。

自分が傷つこうと、相手が傷つこうと、真に相手のためになると思えば、
恐れることなく自分の信念に基づいて行動する。

それが、それこそが、真の優しさだと思う。


いつか書いたが、中学生の頃からの自分のモットーは、これだ。

男は、強くなければ生きていけない。
優しくなければ、生きて行く資格がない。


この本当の意味を、自分は大学生の頃に悟った。

真の優しさって、本当に強い人間にしか、ないものだってね。
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by ryouchanxp | 2007-09-13 02:04 | 恋愛論
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